





レディスアパレルショップのインテリア。
高架下のショッビングモールは線路の緩やかなカーブに合わせて変形しており、この区画ももれなく共用通路に広く開放された異形の区画に、柱がマチマチに立っているような細長い形状であった。
共有通路に面する距離が長いので、いろいろな方向から店を眺めることができる。人もいろいろな方向からアクセスする。ここでは、折れ曲がるヒトフデガキの壁で、ショップに必要な空間を作ることにした。
この壁は表が黒染色のコクタン、裏が白塗装で仕上げられた薄壁で、通路に対して見せ掛けの奥行を作り出している。一見、ショップの奥行を表現する黒い壁にはどこかしら開口が穿たれて、向こう側の白い異空間が露見している。白い異空間は本当のショップスペースであったり、ただのハンガーであったりミラーであったりとさまざまで、ショッビングしていると自然と二つの空間を行き来してしまう。
向こう側の空間にいる人が鏡のなかを生きる人のようにピクチャレスクに見える。そして自分もいつしかそちらの空間に迷い込んでしまう。高架下にふさわしい不思議な体験が生まれることを期待している。
竣工 : 2009.3
所在地 : 大阪府北区
用途 : 物販店
面積 : 76.69㎡
施主 : デュラス
施工 : ジーク
協力 : 照明 / FDS
撮影:矢野紀行
completion : 03.2009
location : Osaka Japan
use : shop
area : 76.69㎡
client : DURAS
constructor : ZYCC
lighting design : FDS
photographer : Toshiyuki YANO